黄熱病以外にも、(義務ではないけれど)個人的にとくにおすすめしておきたい予防接種をご紹介しておきますね。どちらも世界中どこにでもある病気です。
A型肝炎
ウィルスに汚染されたものを食べることで感染します。僻地を長期貧乏旅行していると、大抵やられます。僕もやられました。これで死ぬことはあまりないとはいえ、死ぬほど苦しみます。完全に回復するのには1-2ヶ月かかります。
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狂犬病
犬などの動物にかまれることで感染します。発病したら、致死率は100%だそうです。日本と違って野良犬や放し飼いの犬も多いので、犬好きな人も安易に近づかないよう用心しましょう。僕もかなり犬好きだけど、タイで野良犬に(軽く)かまれたことがあります。
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※2006年11月、国内で36年ぶりに狂犬病患者(すでに死亡)が出ました。しかも2人連続して。2人とも旅行・滞在先のフィリピンで犬にかまれたとのことです。とくに流行地域(メキシコ、エルサルバドル、グアテマラ、ペルー、コロンビア、エクアドル、インド、ネパール、フィリピン、スリランカ、タイ、ベトナムなど)を旅行される方は、事前にワクチンを接種するなどして予防に努めてください。
・・・実は、僕自身は(海外旅行のための)予防接種は一度も受けたことがありません。でも、やはり受けられるものはすべて受けておくのがベターだと思っています。
尚、黄熱病は1回の接種でOKですが、A型肝炎は2〜4週間間隔で2回(さらに半年後に1回接種すれば5年間有効)、狂犬病は4週間間隔で2回(さらに6ヶ月後に1回接種)の接種が必要なので、出発直前では間に合いません。なるべく早めに、計画的に接種しておきましょう。
予防接種は各検疫所や予防接種センター、旅行外来(トラベルクリニック)、お近くの医療機関などで受けられます。
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