ビザ(査証)が必要な国への個人旅行で、旅行会社を通さずに、個人でビザを申請・取得するという前提でご説明しますね。
※ビザが必要かどうかについては、以下のサイトをご参照ください。
⇒ ビザ・パスポート情報/JALPAK
ビザの申請場所
日本国内で申請する場合
国内にある当該国の「大使館」の領事部(査証課)に直接出向いて申請・取得します。「大使館」は"首都"である東京にしかない(と思います)が、国によっては、例えばタイ王国の場合なら大阪や名古屋に「領事館」がありますので、そちらでもビザの申請・取得が可能です。
※一部の国では郵送やインターネットでもビザ申請・取得が可能です。
⇒ 在日外国公館リスト/外務省
日本国外で申請する場合
滞在国の“首都”にある当該国の「大使館」領事部(査証課)に直接出向いて申請・取得します。地方でも「領事館」があれば、大抵そこでも可能です。
特殊なケース
個人での申請を受け付けてくれない国(社会主義国など)もありますので、その場合は旅行会社を通すしかありません。
「大使館」「領事館」以外に、空港や国境のイミグレーション(入管)で、到着時にその場で申請・取得できるところもあります。
ビザの申請時間
「大使館」は公的機関なので平日しか開いていませんし、申請は午前中だけ、なんていうところもあります。無駄足にならないよう、曜日と開館時間を確認してから出かけましょう。
ビザの種類
ビザには多くの種類がありますが、通常の観光旅行なら「ツーリスト(観光)ビザ」か「トランジット(通過)ビザ」のどちらかになります。滞在可能日数の目安としては、「ツーリストビザ」なら1〜3ヶ月間、「トランジットビザ」なら1〜2週間程度です(実際の滞在可能日数は各国ごとに異なります)。
ビザの申請料
国によってマチマチだけれど、多くは2〜3千円程度です。僕が経験した中でいちばん高かったのはベトナムのビザで、5〜6千円でした(※現在は一定の要件を満たしていればベトナムのビザは免除されます)。現地通貨もしくは米ドル現金にて支払います。
ビザの申請に必要なもの
基本的に、パスポート・顔写真数枚・申請書・申請料はどこの国でも必須です。それら以外にも、航空券やホテルの予約証明書・予防接種国際証明書などを求められることもあります。
ビザの受取時間・日数
早ければ申請したその場で(あるいは数時間後に)発給してもらえることもあるけれど、翌日〜数日後に受け取るケースの方が多いです。国によっては1週間程度かかることもあるので、日程に余裕を持たせて計画を立てましょう。「ビザ待ち」で仕方なく滞在・・という経験は僕も結構あります。
ビザの申請中はパスポートを大使館に預けることになります。多くの国では常時パスポートを携帯している義務があるので、申請中はパスポートのコピーを持ち歩きましょう(本当はコピーじゃダメなんだけど、この場合仕方がないし何もないよりはずっとマシなので)。
その他の注意事項
ビザの申請書はすべて英語で記入します。これはどこの国でどこの国のビザを申請する場合でも同じです(日本国内にある大使館でも)。
ビザには有効期限があります。これはビザを取得することで許可されるであろう滞在可能日数のことではなくて、ビザそのものの有効期限のことです。有効期限内に入国しないと、せっかく取得したビザも失効してしまうのです。従って、ビザの申請は日程がはっきり決まってからにするべきです。
パスポートの有効期限が6ヶ月以上残っていること(※)、査証欄の余白が見開き2ページ以上残っていることなどが要件になっている場合もあります。
※ビザ申請時または入国時に6ケ月以上の残存有効期間が必要な国:・6ヶ月以上必要な国:カンボジア、インド、ネパール、マレーシア、シンガポール、インドネシア、パキスタン、バングラデシュ、ラオス、フィリピン、タイなど。 |