タイ・チェンマイの露店にて。
チェンマイには長く居たけれど、なかなか試す機会がありませんでした。もちろん食欲をそそられなかったせいもあるけど(笑)、当時はチェンマイに長期滞在していたこともあって、あまりにも身近で“いつでも喰える”って思ってたんですね。
それまで放浪中にいろんなゲテモノを食してきたのも、短い人生なんだから、この先“もう二度と出逢えないかもしれない”という切迫感からでした。
日本への帰国が決まってからは、チェンマイのありふれた日常も切迫感の中で変化していき、また違った目で見るようになりました。もしかしたら、“もう二度と喰えないかもしれない”!?
日本行きも間近に迫ってきたころ、ついに断行しました。
日本のコオロギの倍くらいはありそうな、ドでかいコオロギ。
羽が黒々として艶々している様は、コオロギというよりも、ゴキブリを彷彿とさせます(大きさもちょうど日本のゴキブリくらいだし)。
気味が悪いので、羽はむしり取りました。手足のギザギザしている感じもゴキブリにそっくりで、気色悪いので、むしり取りました。顔(頭)もリアルでグロいので、むしり取りました。
すると、残ったのは・・・胴体部分だけ。これまた何とも言えず、不気味です。しかしもうこれ以上取り除くものもないので、仕方なしに食べました・・・。 |