ホーチミンとアンコールワット周遊6日間
| 海外旅行記 | 投稿者 | 旅行形態 | タイトル |
| ベトナム/カンボジア旅行記 | KIさん | ツアー | ホーチミンとアンコールワット周遊6日間 |
| 目次 |
1. 空の旅(成田空港発 ホーチミン経由シェムリアップ空港まで)
今回の旅行は、『JALビジネスクラス利用・世界遺産アンコールワットとホーチミン のんびり周遊6日間』と長い旅行名がついているが、2カ国5箇所を6日間(実質の現地は4日間)と各所では短い滞在である。旅行社が命名したように“のんびり周遊”できるかは、はなはだ疑問だ。
出発当日の4月18日、成田空港ビル内は空いていた。最大の理由は、5月連休の直前ということで、空港ビル内の土産店・レストラン・出発ロビー及び出国手続きをなど利用者は少なかった。混雑している空港ビルが頭にあるので、気持ち悪いくらいである。象徴的なのは、出国審査の窓口が只の1つという閑古鳥がなくような状況であった。どの窓口も行列はなくスムーズな各手続が行われ、出国審査官をはじめ空港ビル関係者は手持ち無沙汰だった。
私は、成田空港ビル内にある2箇所のJAL専用ラウンジを利用後、搭乗時間ギリギリで機内に入った。機内をザット見渡すと、ほぼ満席盛況である。
搭乗座席番号は、”01D“。機内の最前列と相成った。ビジネスクラスの座席はドッシリした座り心地と足元がやや広い配置だ。といって、旅行誌に記載されているベッドのような大きさよりは狭い。一方、スリッパや歯ブラシなどのアニメティが各座席に用意されてあるのは気が利いている。
定刻17時50分、搭乗機JL759便はゆっくりと滑走路に向かった。滑走路を飛び立ち、暫しの時間帯は全搭乗者にとっては各座席に縛り付けの状態である。水平飛行に入ると俄かに機内は慌しくなる。ヴェトナム南部・ホーチミン国際空港までの直行便、約6時間半の空の旅だ。
最初に現われたのは、身奇麗なベテラン女性の機内乗務員(CA)。にこやかな表情、腰を屈め、目線を座席の乗客と同じくらいの姿勢である。交わす言葉は至極簡単。「本日のご搭乗、誠にありがとうございます。どうぞごゆっくりご滞在ください」と言い次の搭乗席に移る。只これだけであるが、ビジネスクラス搭乗者への印象は小さくないのだろう。
次のサービスは各種ドリンク。事前にメニューリストが配られている。高級アルコール(レミーマルタンなどのブランデー、米国ナパバレー産などのワイン、国産の純米大吟醸酒など)計20種類が記載されており、アルコール好きには垂涎の品揃いだ。それも飲み放題である。残念ながら、下戸の私は何とかその中のワイン1品と酔い醒まし用にトマトジュースをオーダーした。
間もなく、CAが指定銘柄の瓶とグラスを持参して各自の座席に現われる。指定銘柄であることを示すラベルで確認後グラスに注ぐ。機内には、周囲の各注文アルコールの芳しい香りが広がる。
各人が好みの食前酒を干した頃を見計らい、再度CAが御代わりはいかがですか・・・という粋なサービスがあるので、通には応えられないだろう。
程なくして、各自オーダの機内食が搭乗客毎に配膳された。機内食の種類は計3種類。“和食・フレンチ・街の洋食屋さん“の中から一品を選択する。どれも試食したいが、それは叶わない。私は街の洋食屋さんを注文した。
中皿のスープは程よい暖かさの飲み心地、前菜のチーズは食べ易くアスパラガスは新鮮な野菜の味わい、ビーフハンバーグは直前に焼き揚げたような感触があった。食事後には、新鮮イチゴと生クリームのフルーツパフェとコーヒーのデザートがタイミング良く運ばれてきた。
食後は、機内娯楽番組(JEN;JAL娯楽番組網)の出番。ここでのJEN設備を自席の袖から引き上げた後、操作卓方式で各自の好みの番組を選択する。はじめての操作扱いのために多少時間を要したが、直ぐに慣れた。初めての中高年層には、この種の設備はやや手強いかもしれない。その場合には優しいCAに操作方法を尋ねるのが早道だろう。
JAL娯楽番組だけあり、日本人向けのプログラムが豊富だ。メニュー選択には、“映画&ビデオ・オーディオ・ミュージック・ゲーム・フライト情報など”に分類されている。その中で“映画&ビデオ”は、最新話題作、アクション系、クラシック系、ファミリー系、コミック系があり各10作品の番組が用意されている。と言って、日本語専用の番組は、映画&ビデオで数本(例;東京物語)と、オーディオ(落語と漫才)、ゲーム(囲碁や将棋を.日本語の表示)などが中心である。
搭乗機は、順調に飛行を続けた。成田上空から日本の太平洋沖の南西海上を通過、台湾の南端から東シナ海上に出た。搭乗中は機内食1回であるが、メニューリストを見るとオプションとして“機内特別食”とも言うべき記載がある。それは“JALオリジナル麺”。「ラーメンですかい」「ウドンですかい」「ソバですかい」の3種。私は機内食で.空腹でなかったが、そのユーモア溢れるネーミング(***でスカイ;空の旅で***を召し上がれの意)につられて注文した。
JALオリジナル麺と言っても中身は小型の即席カップ麺である。特別な即席麺ではなくて、我々が日常食べているのと変わりない味覚と内容であるが、そのユニーク名が記憶に残った。
私は機内食を片付けるや否や、JEN操作に取り掛かかる。まずは“映画&ビデオの最新話題作”に注視した。その中から「リンカーン・レミゼラブル・007スカイフォール・東京物語」が候補に挙がる。各作品は2時間以上の長編大作である。搭乗時間は約6時間のために2作品の視聴が限度である。往路ではリンカーン(米国作品、日本語音声)と東京物語(山田洋次監督)。
リンカーンは、米国16代大統領として南北戦争当時の戦争終結に対して連邦議会の多数派工作及び家族間の葛藤と苦慮が描かれている。米国・南北戦争は、その後の日本(明治時代)に間接的に大きな影響を及ぼした、という説がある。当時の米国は、自国の内戦に全精力を費やしたために、日本などの海外戦略など植民地化が手薄になり、日本などの東南アジアの植民地への影響が殆どなかったので幸いしたと言われる。多くの歴史や人生は、どこでどのように展開又は変化するか、それは紙一重なのかもしれない・・・・・
現地時間22時半(日本時間24時半)、ヴェトナム・ホーチミン空港に着陸。飛行距離4355km、飛行時間は約6時間半というやや中途半端な搭乗時間であった。当日(.4月中旬)の成田空港はやや肌寒い日であったが、ホーチミン空港ビル内に入ると、ムッとする高温多湿を感じる。気温30度以上という数時間で一気に春から真夏へと身体の適応力が必要だ。
ホーチミン空港内の入国手続きとスーツケース受取り、及び現地の若者ガイドのティエン氏にはすぐに会うことが出来た。その後、市内エクアトリアルホテルに専用バスで向かった。深夜23時半、宿舎に到着。フロントでチェックイン手続きをしていると、偶然にも先ほどのJAL・CAの10数人も同宿であった。
1日半のホーチミン市内滞在後、我々一行は次ぎの滞在地カンボジア・シェムリアップに向かった。旅行3日目の午前11時45分、搭乗機はカンボジア・アンコール航空のK6825便。ホーチミン空港から
シェムリアップ空港まで約1時間。通常のエコノミークラスである。シェムリアップ空港は、世界遺産アンコールワットと至近距離にあるという。
搭乗機は、約180人乗り(座席は6人/横列)中型機である。カンボジア航空と到着地がシェムリアップという地方空港ということから旧式飛行機種及び簡素な空港ビルという先入観があったが、意外にも覆された。機内の各設備は、最新機種だったことだ。機内は見事に整備された清潔感の或る座席や雰囲気で、CAはカンボジア民族衣装に身を包んだ容姿端麗、肌が褐色の現地女性である。
搭乗機は、ヴェトナムから隣国カンボジアにスムーズな飛行が続いた。搭乗時間帯が正午を挟み、約1時間という機内サービスについては微妙な時間帯であったので、どのようなサービスかを興味深く見守っていた。
水平飛行に移った搭乗約30分後、CAが笑顔で搭乗客に機内サービスを始めた。その意外な機内サービスをみて驚いた。定番のコーヒー・紅茶やサンドウィッチではなかったのである。その機内サービスとは“小型ペットボトル入りのミネラル水”のみだった。私は、思わず苦笑しながら受取った。
機内サービス後も順調に飛行を続けた。座席が窓側ということで、窓から地上の景観を見ることができた。飛行ルート上は平坦な地に緑地帯や田園風景など見て取れた。空港に近づいた頃、眼下に海かと思わせる窓一杯に水面が広がった。トンレサップ湖という東南アジア最大の湖面とわかった。強い太陽光を反射して湖面が輝いている。飛行距離を知りたくて、機内の複数のCAに尋ねると不思議なことに全員判らないとの返答だった。推定約500kmというところだろう。
定刻12時45分、カンボジア・シェムリアップ空港に無事着陸。機内を降りる。搭乗客は空港内を空港ビルまで50mほど歩く。カンボジアもヴェトナムに負けず劣らずギラギラと太陽が照り付けている。空港ビルは観光地・世界遺産アンコールワットに相応しい建屋である。
空港ビルに入る。ところが入国手続き前に、何やら申請書類作成に余念のない欧米人グループがある。彼らは、現地カンボジア入国時にビザ(査証)申請手続きを行った後、入国しようとしている。我々一行は、全員日本国内でビザ取得済みのためパスポートを片手に入国手続きの列に並ぶ。その後、現地ガイドと落ち合い、宿舎に向かった。
| 管理人からのコメント 「のんびり周遊」とは程遠い、超ハードスケジュールでしたね。しかし限られた時間でも観光のツボを満遍なくおさえているところはさすがツアー会社です。この短期間でここまで多くのことを体験するのは個人旅行では不可能に近いんじゃないでしょうか。 遺跡見学もガイド付きだとやはり違いますね。私は何の予備知識もなしにガイドブックすら持たずに見たので、時代背景やレリーフの意味など知らないことばかりでした。 JALのビジネスクラスラウンジの内容も興味深かったです。私もマイルを利用してビジネスクラスにはよく乗りますが、いつも日系航空会社ではないのでカレーや寿司なんて見たこともないです。 |
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